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2020/12/07 東京ドキュメンタリー映画祭(12/5〜12/11、K's cinema)12/7:『紅どうだん咲く村で』『サケ漁と先住権』『ハンセン病を生きて』ほか

案内→http://tdff-neoneo.com/pickup/pickup-1716/
チラシ→https://tinyurl.com/y2zc9zmn

 12/5〜12/11開催!東京ドキュメンタリー映画祭 2020

 3回目を迎える「東京ドキュメンタリー映画祭 2020」。
 今年も2020年12月5日(土)〜12月11日(金)の7日間、新宿K's cinemaにて開催。
 過去最高となる150作品以上の応募の中から、厳選した長編・短編コンペティション部門・計40作品に加え、貴重な特集上映「映像の民族誌」を9作品、さらには激動の香港を特集した特別上映を2作品、全51作品を上映します。
 ドキュメンタリー表現のスタイルが多様化する中、正統派のテレビ番組や記録映画から、現代アート、YouTube、SNS、フェイク・ドキュメンタリーを取り入れたものまで、主に国内で撮られている様々な作品が一堂に会する貴重な機会です。
 審査員による選考のほか、お客様の投票による「観客賞」もあります。
 上映最終日には、審査員によるコンペティション部門のグランプリ発表のほか、各賞授賞式を開催。ぜひ今年も足をお運びください。

■「東京ドキュメンタリー映画祭2020」開催概要
【期間】2020年12月5日(土)〜12月11日(金) 7日間
【会場】新宿 K's cinema
    〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目35-13 3F
    JR新宿駅 東南口 徒歩3分/東口 徒歩5分
    アクセス→http://www.ks-cinema.com/access/
【主催】neoneo編集室
【料金】<前売>1回券=1,300円、3回券=3,300円(期間中も販売)
    <当日>1,500円均一(小、中、シニア 1,000円)
    ※前売り券は新宿 K’s cinema にて10月下旬より販売
【審査員】
 長編コンペティション部門
  綿井健陽(ジャーナリスト・映画監督)
  矢田部吉彦(東京国際映画祭シニアプログラマー)
 短編コンペティション部門
  代島治彦(映画監督)
  川井田博幸(映画プロデューサー)
【公式サイト】http://tdff-neoneo.com/

■上映日程
12/5(土)
 10:00 長編1『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』
 12:00 短編1 日本とアジア、民主主義の問い
 12:00 『パンク・セーブ・ザ・クイーン』『東京2018 プノンペン』『ヤジと民主主義』
 14:00 特別 香港クライシス
 14:00 『中大防衛戦』『STAND WITH HK』
 16:20 短編2 石垣島の基地問題
 16:20 『ウーマンラッシュアワー村本大輔がアメリカに行くまでドキュメンタリー
 16:20  vol.10 赤ちゃんになりたい/vol.11 嫌われることは無駄じゃない』
 16:20 『沖縄と本土 一緒に闘う』
12/6(日)
 10:00 短編3 原子力と人間
 10:00 『被爆死した米兵を追って』『我が友・原子力〜放射能の世紀』
 12:00 短編4 “当事者たち”の告白
 12:00 『あなたの瞳に話せたら』『I Am Here ―私たちはともに生きているー』
 14:00 短編5 日本発ダイレクトシネマ
 14:00 『炉』『有酸素ナンパ』『想像』
 16:00 長編2『焼け跡ダイアリー 〜ツインカレンダー双子暦記〜』
12/7(月)
 10:00 長編3『40年 紅どうだん 咲く村で』
 12:00 特集1『カムイチェプ サケ漁と先住権』
 14:00 短編6 障がいと表現、生の軌跡
 14:00 『ベジタブル・バスケット』『ハンセン病を生きて』
 14:00 『ピアノが私にくれたもの』
 16:00 長編4『パンデモニウム DieAter2』
12/8(火)
 10:00 短編7 いのちの神秘、からだの不思議
 10:00 『Birth―めぐるいのち―』『LOOKING FOR THAT―アレを探して―』
 12:00 短編8 家族ドキュメント
 12:00 『二ヵ月』『Bye Bye Daddy』『Queen Hisako』『プロポーズ』
 14:00 長編5『きりむすぶ』
 16:00 長編6『なれのはて』
12/9(水)
 10:00 長編7『傍観者あるいは偶然のテロリスト』
 12:00 短編9 自然との共生
 12:00 『多摩川の野良猫写真家』『私たちの山』『THE LIMIT』
 12:00 『セーブ・ザ・リーフ〜行動するとき〜』
 14:00 特集2『カナルタ ―螺旋状の夢―』
 16:40 短編10 カメラは踊る
 16:40 『時と場の彫刻』『メランコリア』『大野一雄三部作 光への四つの道』
12/10(木)
 10:00 長編8『私はおぼえている』
 12:55 長編9『大月語』
 14:30 短編11 文化映画レボリューション
 14:30 『その先に、火を灯して』『剣術 LaVoixDuSabre』
 16:20 特集3『からむしのこえ』
12/11(金)
 10:00 長編10『白根紙鳶(しろねいかのぼり)見聞録 凧ノ国(たこのくに)』
 11:40 特集4 人類学者たちのフィールド
 11:40 『アッバ・オリの一日』『プティー ジャライ族の墓放棄祭』
 13:30 特集5 ヴィジュアル・フォークロアの世界
 13:30 『デヴォキ〜神に捧げられた女たち〜』
 13:30 『説経浄瑠璃三代目・若松若太夫 一声二節のわざ』
 15:30 特集6 ゾミアの秘祭
 15:30 『ナガのドラム』『アルナチャール人類博覧会』
※12/11(金)15:30の回上映終了後授賞式あり。

作品紹介
■長編コンペティション(10作品)
長編1 12/5(土)10:00
『東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート』(2020年 / 88分)
監督=青山真也
 都営霞ヶ丘アパートは、1964年のオリンピック開発の一環で建てられた。
 国立競技場に隣接し、住民の平均年齢は65歳以上となる高齢者団地であった。
 単身で暮らす者が多く、住民同士で支えあいながら生活していたが、2012年7月、東京都から「移転のお願い」が届く。
 その背景には皮肉にも、2020東京オリンピックの開催、そして国立競技場の建て替えがあった。
 本作は移転を強いられた公営住宅の、2014年から2017年の4年間を記録する。

長編2 12/6(日)16:00
『焼け跡ダイアリー 〜ツインカレンダー双子暦記〜』 (2019年/80分)
監督=原將人
 2年前の本映画祭においてグランプリを受賞した『双子暦記・私小説』の映像作家・原將人の新作はその続編であり、本人のツイッターやニュースでの生々しい記憶が残っている、2018年に見舞われた自宅火災による家屋全焼 時の赤裸々な記録でもある。
 可燃性の高い自作フィルムを救うため火傷を負った監督の執念と、共に歩む家族が描かれ、焼け跡から発掘されたもの全てが映画に姿を変えていくその様は、観る者に強烈な記憶を植え付ける。

長編3 12/7(月)10:00
『40年 紅どうだん 咲く村で』(2019年 / 102分)
監督=岡崎まゆみ
 2011年3月、福島第一原発事故が発生し、日本は原発再稼働か廃炉かで揺れ、原発立地地域は「原発があることの不安と、原発が無くなることの不安」に揺れていた。
 8年が経ち再稼働もしかたがないと、「現状容認」の空気が時代を覆うが、40年以上原発立地村でひとり闘い続けてきた男性は、今もその姿勢を貫いている。
 なぜ彼は闘い続けることができるのか?
 日本有数の原発銀座で「希望の木」を植え続ける男性と母、そして妻の40年の軌跡。

長編4 12/7(月)16:00
『パンデモニウム DieAter2』(2019年/118分)
監督=藤本純矢
 摂食障害は現在、推定患者数が20万人を超えるとされる疾患だが、その実態はあまり認知されておらず、誤った情報も多く出回っている。
 社会が産んだ病ともいわれるこの病について、クラウドファンディングによって企画されたのが本作だ。
 当事者の姿を通して社会的課題や心境を、直接知ることができる。
 出演者は皆、日々あなたのそばにいる大切な人たちであったかもしれない。
 撮影は全編iPhoneで行われた。

長編5 12/8(火)14:00
『きりむすぶ』(2020年/104分)
監督=花房慎也
 高円寺〜阿佐ヶ谷〜国分寺、JR中央線沿線の東京の西側で舞台や自主映画で活動する女優ホリ坊、東京に憧れて上京してきたミュージシャンの若者、そして本作の監督である40代で定職についていない花房慎也たちの10年以上に渡る交遊を記録した作品。
 時には借金をしたり、アルコール依存症になったり、画面に映るのはどうにもならない赤裸々な生活が中心だが、しかし、だからこそ愛おしい人生の軌跡が切り結ばれていることに気づく。

長編6 12/8(火)16:00
『なれのはて』 (2020年 / 126分)
監督=粂田剛
 それぞれの事情で、フィリピンの地に暮らす日本の男たちがいる。
 日本で事件を起こし逃げてきた男、フィリピン女性にハマり妻子を捨ててきた男、仕事が無くなり半ばヤケになって日本を飛び出した男...。
 日本を捨て、常夏の国フィリピンで“第二の人生”を送ることを決めた彼らを待ち受けていたのは、どんな運命だったのか?
 彼らの先の見えない生活は、「生きる」とは何か、「幸福」とは何かといった問いを私たちに突き付ける。

長編7 12/9(水)10:00
『傍観者あるいは偶然のテロリスト』(2020年 / 118分)
監督=後藤和夫
 20年前の生々しい紛争の記録と、現在のパレスチナ各地を歩く男の姿が交錯する。
 あれからパレスチナはどう変わったのか。
 あの時の若者は今何を語るのか。
 そこに見たのは、今なおも続く占領と抑圧の実態だった。
 700キロにも及ぶ分離壁がイスラエルとパレスチナを分断する不気味な光景。
 過去と現在をさまよう主人公。
 世界は、そして私たちは“傍観者”のままでいいのだろうか。
 映画の問いかけは、重く私たちに響いてくる。

長編8 12/10 (木)10:00
『私はおぼえている』(2020年 / 160分)
監督=波田野州平
 「現時点プロジェクト」は、市井の人々の生活史を映像で記録する試みで、鳥取県内の高齢者を対象に、人生を振り返ってもらうオーラル・ヒストリーを記録してきた。
 そうして記録された8人の語りが編集され、映画という形になったのが本作だ。
 家族との思い出や土地に根差した暮らし方、そして戦争体験といったそれぞれの個人的な記憶が結びつき、いつしか土地の記憶、さらに大きな歴史の物語への広がりが感じられてくる。

長編9 12/10(木)12:55
『大月語』( 2020年 / 78分)
監督=濱田公望
 四国西端で移ろう四季の風景や刻々と変わる海の表情に、言い伝えや祭礼、開拓民の歴史や越境する若者を重ね、さらには、ダンサーや音楽家を近未来から招き、言葉にならない土地の「語(り)」を探す。
 ウイルスにより人と人との繋がりが危機にさらされる今だが、この土地はそうした流れから捨て置かれたのではないか。
 そのようにも感じられる大月町の「地底から遠未来」を、無作為にダイブするタイムマシンの感覚で捉えていく映像詩的作品。

長編10 12/11(金)10:00
『白根紙鳶見聞録 凧ノ国 (しろねいかのぼりけんぶんろく たこのくに)』(2020年/74分)
監督=梨本諦嗚
 新潟県新潟市南区には、300年の歴史をもつ白根大凧合戦が存在し、毎年6月に5日間にわたって開催される。
 この地域における「凧揚げ」は単なる祭りに留まらず、地域の繋がりや歴史を再認識する貴重な機会でもあった。
 各組の人々が1年間をかけ、素材集めから製作まで自分たちで行い、合戦までを待つ。
 その様子、ひいては地域に 暮らす人たちの生きざまや繋がりの強さ、自然の魅力を3年間に渡って記録した、丹念な取材が光る好篇。

■短編コンペティション(11プログラム/30作品)
短編1 12/5(土)12:00 日本とアジア、民主主義の問い
『パンク・セーブ・ザ・クイーン』監督=久保田徹 / 2019年 / 20分
『東京2018 プノンペン』監督=歌川達人 / 2020年 / 32分
『ヤジと民主主義』監督=長澤祐 / 2020年 / 46分
 民族紛争を抱え少数者の権利が制限されるミャンマーで、音楽を通じ人々の心を繋げようとするミュージシャンを追った『パンク・セーブ・ザ・クイーン』。
 東京とプノンペンで、街ゆく人に同じ質問を投げかけ、「愛」や「幸せ」など普遍的価値を問う『東京2018 プノンペン』。
 そして札幌で、安倍前首相の演 説中に声をあげ排除された人々に対し、その正当性を検証する『ヤジと民主主義』。
 揺れ動く時代の中で「守るべきもの」を考える3本。

短編2 12/5(土)16:20 石垣島の基地問題
『ウーマンラッシュアワー村本大輔がアメリカに行くまでドキュメンタリーvol.10 赤ちゃんになりたい/vol.11 嫌われることは無駄じゃない』 監督=日向史有 / 2020年/ 24分
『沖縄と本土 一緒に闘う』 監督=湯本雅典 / 2020 年/ 60 分
 辺野古の米軍基地移設問題の陰で着々と進む、南西諸島への自衛隊基地建設。
 渦中にある石垣島でトークライブを開催し、戦争への不安を覚える地元の若者たちと対峙するウーマンラッシュアワー村本大輔の活動を追った2本と、石垣島・平得大俣への自衛隊ミサイル基地建設を問う住民投票とその後の参院選の動きを中心に、沖縄だけでなく、秋田県など本土でも“軍事要塞化”が進む状況を独力で取材し続ける湯本監督の最新作を上映。

短編3 12/6(日)10:00 原子力と人間
『被爆死した米兵を追って』 監督=谷井健吾 / 2020年 / 26分
『我が友・原子力〜放射能の世紀』 監督=渡辺謙一 / 2020年 / 57分
 原子力を“放射能により人体に有害な影響を及ぼすもの”として、被害の実相に切り込んだ2作。
 『被爆死した米兵を追って』では、被爆当事者の調査でその存在が明らかになった、原爆で犠牲となった捕虜米兵の物語を追う。
 劇場初公開の『我が友・原子力』は、『天皇と軍隊』の渡辺監督が、戦後、平和利用と被曝被害の狭間で揺れてきた原子力の歴史を“放射能”を切り口に再構成し、人類にとって「核とは何か」を改めて問いかける。

短編4 12/6(日)12:00 “当事者たち”の告白
『あなたの瞳に話せたら』 監督=佐藤そのみ / 2020年 / 29分
『I Am Here ―私たちはともに生きているー』 監督=浅沼智也 / 2020年/ 60分
 ドキュメンタリーに特有の「当事者だから撮れる映像」。
 その意味と力が考えられるプログラム。
 石巻市立大川小学校の津波被害で妹を亡くした監督が、生き残った同級生と共に「手紙」を用いてメッセージを伝える『あなたの瞳に話せたら』と、性同一性障害者が性別を変更できる「GID特例法」の施行後も、その要件を満たせずに苦しむ当事者の想いを、監督自身の体験を交えて描いた『I Am Here ―私たちはともに生きているー』の2本を上映。

短編5 12/6(日)14:00 日本発ダイレクトシネマ
『炉』 監督=荒木悠 / 2019年/ 16分
『有酸素ナンパ』 監督=トモトシ / 2019年/ 31分
『想像』 監督=太田信吾 / 2020年/ 54分
 釧路の老舗炉端焼き屋で、具材が焼かれる過程と焼き手の所作を緻密に描いた荒木悠の『炉』。
 いわゆる「ナンパ」を“技術的に高度なコミュニケーション”と再定義し実践することで、都市と人間、都市における人間同士の関係性を問い直すトモトシの『有酸素ナンパ』。
 チェルフィッチュ岡田利規の代表作「三月の5日間」の再上演の過程にカメラが密着する太田信吾の『想像』。
 日本のダイレクトシネマは、令和の時代に何を見つめる!?

短編6 12/7(月)14:00 障がいと表現、生の軌跡
『ベジタブル・バスケット』 監督=藏岡登志美 / 2020年 / 7分
『ハンセン病を生きて』 監督=畠山桃子 / 2020年 / 25分
『ピアノが私にくれたもの』 監督=佐々木駿平 / 2019年 / 66分
 障がいのある人たちの表現や、彼らの想いを記録した作品を特集。
 耳の聴こえない男の日常が、とある八百屋でのささやかなエピソードを通して綴られる『ベジタブル・バスケット』。
 多摩全生園に暮らすハンセン病元患者の声に耳を傾けた『ハンセン病を生きて』。
 そして、4年に一度世界各地で開催される「ピアノパラリンピック」に出場するためにピアノを弾き続ける少女と、その家族を追った『ピアノが私にくれたもの』の3本を上映。

短編7 12/8(火)10:00 いのちの神秘、からだの不思議
『Birth―めぐるいのち―』 監督=一色あづる、川崎技花、若見ありさ / 2020年 / 27分
『LOOKING FOR THAT―アレを探して―』 監督=朴基浩 / 2020年 / 63分
 出産体験の実話を映像化したドキュメンタリーアニメーション「Birth」シリーズの第3弾。
 70代のアニメーション作家一色あづるの半生を描いた「いい子いい子、赤ちゃん」、若見ありさの「山の向こうで子どもが産まれた」、川崎技花の「私なり、母親の作り方」の3本を上映。
 一方、朴基浩の『LOOKING FOR THAT-アレを探して-』は、総勢15名のインタビューを通して、月に一度の「アレ」=「生理」に正面から迫る異色のドキュメンタリー。

短編8 12/8(火)12:00 家族ドキュメント
『二ヵ月』監督=波田野州平/2020年/ 9分
『Bye Bye Daddy』 監督=松永圭以 / 2016年 / 10分
『Queen Hisako』 監督=松永圭以 / 2018年 / 20分
『プロポーズ』監督=familiafamiliar /2020年/54分
 「身内にカメラを向ける」とは、どういう行為なのだろうか?
 コロナ禍の日常で気づいた“家族の風景”にカメラを回した波田野州平の『二ヶ月』。
 夫の死に持論を述べる母の姿と、チャキチャキの江戸っ子である祖母の豪放なキャラクターをとらえた松永圭以の『Bye Bye Daddy』『Queen Hisako』。
 不倫により精神的に壊れていく自分にカメラを向ける妻と、それを映画化しようとする夫を当事者目線で描いた実録家族ドキュメント『プロポーズ』を上映。

短編9 12/9(水)12:20 自然との共生
『多摩川の野良猫写真家』 監督=長谷夏帆 / 2020年/ 11分
『私たちの山』 監督=孫天宇 / 2020年 / 21分
『THE LIMIT』 監督=今津秀邦 / 2020年 / 20分
『セーブ・ザ・リーフ〜行動するとき〜』 監督=島崎誉主也 / 2020年 / 50分
 多摩川の河川敷で、捨てられた野良猫の実態を伝えるカメラマン・小西修に密着した『多摩川の野良猫写真家』。
 三重県と北海道で今なお息づく猟師の生活を民俗学的に考察した『私たちの山』。
 観光開発が進む知床で、ヒグマと人間の生活境界線が近づく危機を描く『THE LIMIT』。
 サンゴの白化による死滅の危機を食い止めるべく行動する人々を描いた『セーブ・ザ・リーフ〜行動するとき〜』。
 人間にとって、自然と共生することとは何か!?

短編10 12/9(木)16:40 カメラは踊る
『時と場の彫刻』 監督=歌川達人 / 2020年 / 8分
『メランコリア』 監督=岩名雅記 / 2020年 / 5分
『大野一雄三部作 光への四つの道』監督=ヴィルジニー・マーシャン/2020年/69分
 プノンペンを拠点に活動するカンボジア系アメリカ人ダンサー、プラムソダム・オックに歌川達人が向き合う『時と場の彫刻』。
 フランス在住の舞踏家/映画作家・岩名雅記が長年撮りためた素材を用い、ドキュメンタリーとフィクションの「あわい」に迫る『メランコリア』。
 さらにはジョナス・メカス追悼として、映 像作家・ダンサーのV・マーシャンが100歳の大野一雄と踊り、本人とさらにメカスらが撮影した奇跡の作品を上映。

短編11 12/10(木)14:30 文化映画レボリューション
『その先に、火を灯して』 監督=上西将寛 / 2020年 / 34分
『剣術 LaVoixDuSabre』監督=ジェレミー・マルセラン/2020年/60分
 古来より日本に伝わる祭事や武術を、これまでとは異なる視点でとらえた2作。
 『その先に、火を灯して』は、愛知県西尾市で行われる「三河一色大提灯 祭り」の“変化”にカメラを向ける。
 伝統を守りつつ、祭を未来に持続させるためにできることとは?
 『剣術 La Voix Du Sabre』は、フランス人監督が剣道を描いたユニークな作品。
 ローカルな文脈にとらわれることなく記録された剣の道の映像は、日本人が気付かない面白さに出会えるかも!?

■特集作品、特別作品
【特集 民族映像誌】
特集1 12/7(月)12:00
『カムイチェプ サケ漁と先住権』(2020年/93分)
監督=藤野知明
 かつてアイヌは自由に鮭をとり主食にしていたが、明治以降は政府に規制されてきた。
 紋別アイヌの畠山さんは伝統儀礼カムイチェプノミをするため、北海道の行政に無許可で川の鮭を捕ろうとする。
 役人と警察が思い止まらせようと揉みあうが、彼の意志はかたく、各地のアイヌも支援に駆けつけて...。
 ひとり先住民の権利のために闘う畠山さんの姿に、心を動かされずにいられない。

特集2 12/9(水)14:20
『カナルタ ―螺旋状の夢―』(2020年 / 120分)
監督=太田光海
 セバスティアンとその家族は、エクアドルのアマゾン熱帯雨林に暮らすシュアール族。
 口噛み酒を飲み交わし、森で狩猟採集し、薬草や覚醒植物がもたらすヴィジョンや夢を通じて世界を理解しようとする。
 監督は1年以上にわたるフィールドワークで家族と親密な関係を築き、セバスティアンから伝統的実践を教わるなかで、シュアール族 が直面する現代的な試練を知るようになる。

特集3 12/10(木)16:20
『からむしのこえ』(2019年 / 91分)
監督=分藤大翼
 奥会津の昭和村では、豊かな自然のなかで「からむし」という植物を育て、繊維をとって糸にし、布を織る営みが 数百年ほど受け継がれている。
 それは新潟県に出荷され、上質な布として越後上布や小千谷縮の材料となる。
 カメルーンやボルネオで研究してきた映像人類学者が、美しい映像でからむし織の工程をつづり、携わる人びとの情感豊かな声に耳を澄ませていく、静かなる傑作。

特集4 12/11(金)11:40 人類学者たちのフィールド
『アッバ・オリの一日』 監督=松村圭一郎 / 2020年 / 36分
『プティー ジャライ族の墓放棄祭』 監督=柳沢英輔、ヴィンチェンツォ・デッラ・ラッタ /2014年 / 47分
 『うしろめたさの人類学』の著者である文化人類学者・松村圭一郎が、20年以上通うエチオピアの農村を撮った『アッバ・オリの一日』。
 足を悪くした村の長老が、サルや虫や子どもたちに囲まれて過ごす「老いの風景」を映しだす。
 『プティー』は、ヴェトナム中部高原のジャライ族が、夜通しで水牛の供犠、ゴングの演奏、精霊の踊りをおこなう祭礼を記録した稀少な民族誌映像。

特集5 12/11(金)13:30 ヴィジュアル・フォークロアの世界
『デヴォキ〜神に捧げられた女たち〜』 監督=弘理子/2019年/76分
『説経浄瑠璃三代目・若松若太夫 一声二節のわざ』監督=遠藤協/2020年/17分
 『デヴォキ』は、ヒマラヤ山麓のヒンドゥー教徒がさまざまな祈願の代償に、幼い少女を「神の嫁」として寺院に捧げる奇習を取材。
 世俗的な結婚が許されず、寺院娼婦など数奇な生を送る女性の姿を描き、ネパール社会のタブーに切りこむ。『廻り神楽』の監督が三味線の弾き語りの世界に迫る『説経浄瑠璃 三代目・若松若太夫』を併映。
 北村皆雄が率いる映像民俗学の拠点の、次世代作家たちを特集する。

特集6 12/11(金)15:30 ゾミアの秘祭
『ナガのドラム』 監督=井口寛 / 2019年 / 66分
『アルナチャール人類博覧会』 監督=金子遊 /2020年 / 15分
 インドとミャンマーにまたがる山岳地帯に暮らし、独特の歌唱法や華美な民族衣裳で知られるナガ族。
 彼らが森で巨木を切り倒して成形し、引き綱で運び、ドラムの完成を祝した祭りをする様を撮った『ナガのドラム』。
 中印の国境紛争地帯で、インド観光局がナガ族やモンパ族を集めた文化フェスティバルを催すが、そこに21世紀的な人間動物園のあり方を見る『アルナチャール人類博覧会』を併映。

特別 12/5(土)14:00 香港クライシス
『中大防衛戦』 監督=カン・シンカイ / 2020年/ 86分
『STAND WITH HK』 監督=堀潤 / 2020年 / 25分
 激動の香港情勢を、香港と日本の独立系ジャーナリストがそれぞれとらえた2作を特別に上映。
 『中大防衛戦』は、2019年11月12日に名門・中文大学で起きた警察の不法侵入事件の一部始終を、地元の映像作家が記録した作品。
 催涙弾が乱れ飛ぶ中、キャンパスに篭城し応戦する学生たちの迫力ある姿を描く。
 堀潤の新作『STAND WITH HK』は、民主化デモの最前線にカメラを向け、警察の弾圧に向き合う香港の若者たち一人一人の声に丁寧に耳を傾ける。

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