本文の先頭へ
LNJ Logo 東京ドキュメンタリー映画祭(12/1〜12/14、新宿・K's cinema)12/4:「強制不妊手術を問う」「未知の大陸 アフリカ」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
Event 1539597191038ma...
Status: published
View


2018/12/04 東京ドキュメンタリー映画祭(12/1〜12/14、新宿・K's cinema)12/4:「強制不妊手術を問う」「未知の大陸 アフリカ」

案内→http://tdff-neoneo.com/

東京ドキュメンタリー映画祭(TDFF)とは
 今、ドキュメンタリー映画のつくり手と観客は、ブームといえるほど増えています。
 日本国内では、映像表現を教える大学や専門学校は増加傾向にあり、1年間に劇場公開されるドキュメンタリー映画は100本を超えるといわれています。
 またYouTubeをはじめ、ネットの世界でも若い作り手を中心にドキュメンタリーの動画配信および製作は活況を呈しています。
 しかしドキュメンタリー作品を上映し、作家や作品が評価される場は絶対的に不足しています。
 テレビの優れたドキュメンタリー番組もローカルや衛星放送で数回放送されるのみ、というケースが少なくありません。
 本映画祭は、映画・テレビ・ネット動画の垣根をこえて、国内で撮られたドキュメンタリー作品が一堂に会する場を創出します。
 魅力的な作品に出会い、監督たちと対話し、次の年はひとり一人の市民がつくり手として、この映画祭にもどってきて下さることを期待しております!
 金子遊(「東京ドキュメンタリー映画祭」プログラム・ディレクター)

開催概要
 1回目となる2018年は、12月に新宿の映画館「K's cinema」で2週間にわたり、ドキュメンタリー作品数十本を上映します。
 公募された長編・短編コンペティションの入選作品のほか、特集上映やイベント企画も予定しております。
【日程】2018年12月1日(土)〜12月14日(金)
【場所】新宿 K's cinema
【形態】1日2回上映、計28プログラム
 「長編コンペティション部門」10プログラム
 「短篇コンペンティション部門」9プログラム
 「招待作品・プログラム」3プログラム
 「特別作品・プログラム」6プログラム

主 催:neoneo編集室 〒170-0001 東京都豊島区西巣鴨4-15-8-506
連絡先:メール tdff.neoneo@gmail.com

---------------------------------------------------------------
上映スケジュール
12月4日(火)
 10:00〜 特別2 ビデオアクト傑作選「強制不妊手術を問う」
      ・『忘れてほしゅうない』
      ・『ここにおるんじゃけえ』
 19:00〜 短編2「未知の大陸 アフリカ」
      ・『リアル・ギャングスターズ』
      ・『マッガビット〜雨を待つ季節〜』
      ・『トホス』
12月5日(水)
 10:00〜 長編4『タリナイ』
 19:00〜 短編3「家族のかたち」
      ・『Birth−つむぐいのち−おどるいのち(選)』
      ・『愛のカンヅメ』
      ・『影の由来』
12月6日(木)
 10:00〜 短編4「震災から7年、東北の祈り」
      ・『音なき潮騒』
      ・『未来につなぐために 〜赤浜 震災から七年』
 19:00〜 長編5『双子暦記・私小説』
12月7日(金)
 10:00〜 長編6『抱く{HUG}』
 19:00〜 短編5「辺境に生きる子どもたち」
      ・『祈りの果てに』
      ・『山河の子』
12月8日(土)
 10:00〜 短編6「レディたちのブルース」
      ・『また次階!』
      ・『コール・ミー・ミセス・チャン』
      ・『非正規に尊厳を!−メトロレディーブルース総集編』
 19:00〜 長編7『日常対話』
12月9日(日)
    9:45〜 特別3「東京オリンピック 1964」
         ・『オリンピックを運ぶ』
         ・『あるマラソンランナーの記録』
 上映後トーク:中垣恒太郎(専修大学教授)
 19:00〜 短編7「少女たちの戦い〜台湾・香港編〜」
      ・『西索米〜人の最期に付き添う女たち〜』
      ・『巨大中国と戦う“民主の女神”〜香港 オタク少女
           の青春日記〜(未来世紀ジパング特別編)』
12月10日(月)
 10:00〜 特別4「中国インディペンデント映画の現在」
      ・『ザ・デイズ3』
 上映後トーク:島本まさき(中国映画研究)
 19:00〜 招待2 『映画になった男』
 上映後トーク:金子遊(批評家・映像作家)
12月11日(火)
 10:00〜 招待3 追悼・田村正毅『三里塚・岩山に鉄塔ができた』
 上映後トーク:伏屋博雅(元小川プロ・プロデューサー)
 19:00〜 短編8「珍日本カルチャー紀行」
      ・『タヌキの里のヒミツ』
      ・『がらんどう』
      ・『ビヨンド・ザ・ファット』
12月12日(水)
 10:00〜 長編8『チャルカ 未来への糸車』
 19:00〜 短編9「ドキュメンタリー表現の最前衛」
      ・『10424』
      ・『綿の意思』
      ・『凶暴なまでの沈黙』
      ・『KATSUO-BUSHI』
12月13日(木)
 10:00〜 特別5 国境を越える「ドッグ・ノマズ」短篇選
      ・『月と太陽と銃兵』
      ・『パルス』
      ・『ウィズ・オール・アワ・カメラズ』
 上映後トーク:安岡卓治(日本映画大学教授)
        藤岡朝子(山形国際ドキュメンタリー映画祭理事)
 19:00〜 長編9『うつろいの木』
12月14日(金)
    9:45〜 特別6「野田眞吉特集」
         ・『この雪の下に』
         ・『マリン・スノー−石油の起源−』
         ・『ふたりの長距離ランナーの孤独』
         ・『冬の夜の神々の宴−遠山の霜月祭』
 19:00〜 長編10 『断層紀』
 上映後各賞授賞式

-----------------------------------------------------
上映会場:新宿ケイズシネマ(K's cinema)
     〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目35-13 3F
     TEL:03-3352-2471
     JR新宿駅 東南口 徒歩3分/東口 徒歩5分
     アクセス→http://www.ks-cinema.com/access/

-----------------------------------------------------
チケット:
【前売】1,300円 3回券=3,300円(複数人使用可・期間中も販売)
【当日】一般=1,500円均一 シニア=1,000円
●各回定員入れ替え制
●上映開始後のご入場は、お断りさせて頂く場合がございます
●3回券やフリーパスをお持ちでも、満席の場合は入場を お断りさせて頂く場合がございます
●作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合がございます。あらかじめご了承下さい。
----------------------------------------------------------------

上映作品紹介

長編4『タリナイ』 12月5日(水)10:00 上映
 監督:大川史織(おおかわ・しおり) 2018年/93分/カラー/日本

 1945年4月。ひとりの日本兵が戦地マーシャル諸島で命を落とした。
 栄養失調による飢えであった。
 亡くなる数時間前まで書かれた日記と遺言は戦後奇跡的に生き残った戦友から遺族のもとへ届けられた。
 2016年4月。74歳になった息子はマーシャル在住歴のある若者3人とともに父が過ごした最期の地をめぐる旅に出た。
 今もなお戦跡とともに暮らす島のひとびと。マーシャル語の中に残る日本語「タリナイ」が意味するもの。
 わたしたちが忘れようとしてきた記憶がさまざまなかかたちで問いかけてくる。

-------------------------------------------------
長編5『双子暦記(れっき)・私小説』 12月6日(木)19:00 上映
 監督:原將人 2018年/110分/カラー/日本

 63歳にして双子の姉妹の父となった映画監督原將人。
 双子誕生を紀元とし、双子暦の世界に分入った原は、自ずと「新たなる宇宙と地球の歴史」を辿り直すことになり、21世紀を生きてゆく地球人、とりわけ日本人にとって必要な世界観が、<双子暦記>シリーズで展開される。
 本作では、古都京都を舞台に、双子を育てる生活費を稼ぐため、原が人生初めてのフリーター生活を送り、現代日本のブラックな労働現場を点々とした<苦難の旅>が、私小説、プロレタリア文学へ傾斜しながら描かれる。
 さらに、原が詠んだ八十首の和歌が、平安以来の日記文学の伝統と交差しながら全編を織り成す。
 新生児の映像に重ねられる、4歳になった姉妹による和歌の朗読は、運動イメージとしての映像から、テキストと音の厚みのなかで時間イメージを生成させ、至福の映画体験をもたらす。
 本作は、<メタフィクション>として、真にエポックメーキングなドキュメンタリーの最尖端をさぐる。

-------------------------------------------
長編6『抱く{HUG}』 12月7日(金)10:00 上映
 監督:海南友子(かな・ともこ) 2016年/69分/カラー/日本

 2011年3月に起きた東日本大震災と福島の原発事故。
 以前から環境をテーマにドキュメンタリーを製作してきた監督は、事故直後に20キロ圏内に入り、大熊町の周辺を取材する。
 取材を継続している途中に、40歳にして自分自身が初めて妊娠していたことを知る。
 はたして胎児への放射性物質の影響は大丈夫なのか。
 放射能への不安のなかで、取材を続けるべきか立ち迷い、やがてカメラは母になる自分へ向けられていく。
 妊娠と放射能汚染という、原発事故後の日本社会におけるタブーに切りこんだセルフ・ドキュメンタリーの問題作。

--------------------------------------------
長編7『日常対話』 12月8日(土)19:00 上映
 監督:黄惠偵(ホアン・ホイチェン) 2016年/88分/カラー/台湾/原題:日常對話

 監督自身に娘が誕生したことをきっかけに、同じ家に住みながらも親子らしい会話のなかった母親と、映画製作の過程を通じて向き合う作品。
 元夫からのDV、自らのレズビアンというセクシュアリティ、社会からの抑圧…。
 母親、親族、彼女のかつての恋人、様々な知人へのインタビューを通じ、母親の苦悩と共に、監督との溝が浮き彫りとなっていく。
 人間の内面や、他者と関係を育むことの恐ろしいまでの複雑さを、セルフ・ドキュメンタリー的な自己言及と、母親に対する鋭い視線を織り交ぜ描写した、侯孝賢プロデュースの家族ドキュメンタリー。

------------------------------------------------------------
長編8『チャルカ〜未来を紡ぐ糸車〜』 12月12日(水)10:00 上映
 監督:島田恵 2016年/90分/カラー/日本

 福島の原発事故以降、何十万年も毒性が消えない「核のゴミ」の処分方法を、国は決定できずにいる。
 高レベルの放射性廃棄物を地層処分する研究施設をもつ、北海道の幌延町。
 映画は、その近くで酪農を営む久世薫嗣(くぜ・しげつぐ)さん一家の生き方を紹介し、もう一つの研究施設がある岐阜県の東濃地域を取材する。
 そしてカメラは、世界初の地下処分施設を建設中のフィンランドのオンカロと、原子力大国フランスの処分計画地のビュール村を取材する。
 処分地に生きる人々の生活と抵抗する姿を描きながら、人類が直面するエネルギーの課題について問いかける。

---------------------------------------------
長編9『うつろいの木』 12月13日(木)19:00 上映
 監督:岡本 和樹(おかもと・かずき) 2015年/90分/カラー/日本

 埼玉県川口市で行われた映画創作ワークショップ。
 一般の市民が公共スペースに集まり、監督や他の参加者とディスカッションを重ねながら、自分たちの手でシナリオを完成させていく。
 年齢も経験も異なる参加者には、人の数だけ物語への解釈があり、ときには言い争う場面もドキュメンタリー部は記録する。
 一方、フィクション部はそれぞれ高齢者、中年、若者の三組の男女を中心にした愛と生活をめぐるドラマである。
 どこまでがフィクションで、どこまでがドキュメントなのか。
 映画は虚実の皮膜を何層も重ねながら、演じることとは何かを問いつづける。

-----------------------------------------------------
長編10『断層紀』 12月14日(金) 19:00 上映
 監督:波田野州平(はたの・しゅうへい) 2018年/75分/カラー・モノクロ/日本

 2013年の夏、秋田県大館市に3ヶ月滞在して映画を制作する機会を得た。
 毎日地域の人たちから話を聞き、民俗資料館に通い、大館の歴史を学んでいった。
 ある日訪れた中学校で15歳の少女に出会った。
 彼女は映画に興味があると声をかけてくれた。
 私は彼女に小さなカメラを渡し、映像日記をつけて欲しいとお願いした。
 そして彼女と共同制作することを決めた。
 もう一つ大きな出会いがあった。
 それは古いものでは70年前に撮影された大量の8ミリフィルムだった。
 大館に住んでいた方の遺品で、個人の記録フィルムだった。
 私はこのフィルムを祖父が残したフィルムと読み替えて、映画の中に登場させることにした。
 他にもたくさんの出会いがあった。
 神明社のお祭りや、大館に人生を埋めた古老。
 大館で出会った全ての人との共同作業により、この紀行エッセイ映画「断層紀」は作られた。

---------------------------------------------------------
短編2「未知の大陸 アフリカ」 12月4日(火)19:00 上映
・『リアル・ギャングスターズ』 上映時間17分
 監督:永井陽右(ながい・ようすけ) 2017年/17分/カラー/日本

 ケニアの首都ナイロビ。
 そのダウンタウンの先にイスリー地区がある。
 住人のほとんどが世界最悪の紛争地とも称されるソマリアから逃れてきたソマリア人難民や移民である。
 同地区はビジネスが盛んな場所であるものの、その裏では銃やドラッグなどの密輸に加え、ソマリアと拠点とするイスラム過激派組織アルシャバーブとも繋がりがあるとされる複数の組織的ギャンググループが暗躍している。
 本ドキュメンタリーは、駆除対象とされるソマリア人ギャングたちの素顔と彼らを取り巻く世界を描く。
 なお、このドキュメンタリーは、NPO法人アクセプト・インターナショナルが実施している脱過激化・積極的社会復帰事業「Movement with Gangsters」の中で、参加者のソマリア人ギャングたちが作成を自ら提案し、制作されたものです。

・『マッガビット〜雨を待つ季節〜』
 監督:松村圭一郎(まつむら・けいいちろう) 2016年/28分/カラー/日本

 1998年から通い続けてきたエチオピアのコーヒー栽培農村。
 2008年3月、はじめて2週間のビデオ撮影を行った。
 エチオピア暦のマッガビット月(3月頃)は、長い乾季の終りにあたる。
 人びとはみな雨が降りはじめるのを待っている。
 村の男たちは雨乞いの祈りを捧げながら、空を眺める。
 雨が降らなければ、土地を耕して種を蒔くこともできない。
 ちょうど村の女性たちが中東へ出稼ぎに行こうとしていた。
 突然の出稼ぎブームだった。
 その多くは2〜3年の契約で家政婦として働く。
 仲介業者を通して首都に行き、滞在しながらパスポートやビザの申請をし、健康診断を受ける。
 その渡航の準備だけでお金がかかる。
 多くの家族は借金を負う。
 村に戻り、業者からのビザが下りたという連絡を不安げに待つ女性たち。
 どこの国に渡航することになるのか、いったいそこがどんな国なのか、女性たちは何も知らない。
 いったい彼女たちはどんな未来を待ちわびているのか。

・『トホス』
 監督:村津蘭(むらつ・らん) 2017年/27分/カラー/日本・ベナン

 西アフリカ、ベナン共和国では、多彩な神格や霊的存在からなるヴォドゥン信仰が広く信じられている。
 多くの神々の中で、トホスと呼ばれる神格は、憑依する神であると同時に、人間の形で生まれてくる神でもある。
 特に、身体や知的に障がいを持って生まれた場合、その子どもはトホス神とされる場合が多い。
 本作品の主人公であるポールは、子どもの頃話すことができず、占いでトホス神であると判じられた。
 ポールが村を歩くと、人々はポールをからかう。
 しかし、お金がある時は人びとはトホス神であるポールに捧げ物をし、ヴォドゥンの儀式の際には、憑依した神々が神自身であるポールに挨拶に来る。
 そのようにして村の人は、畑仕事をせずに一日中散歩しているポールを侮り馬鹿にしながらも、畏れ、愛でる。
 神と人間が生きる、聖性と俗性が入り混じった世界を、ポールに寄り添いながら映し出した。

---------------------------------------------------------------------
短編3「家族のかたち」 12月5日(水)19:00 上映
・『Birth−つむぐいのち−おどるいのち(選)』
 監督:荒井知恵、池田爆発郎、若見ありさ 2018年/26分/カラー/日本

 出産の数だけドラマがある!
 出産にまつわる体験談をそれぞれの視点で語ろ映像化したドキュメンタリーアニメーション。
 「Birth-つむぐいのち」「Birth-おどるいのち」からセレクトしたオムニバス作品。
 第1話「第1夜 はじめまして」:安産を願いウォーキングと食事制限を続ける女性についにその日が! 夫とともに準備万端で迎えた出産はまるでジェットコースターのようだった。
 第2話「H-H-F」:妻の出産に寄り添おうと初めての体験にギクシャクしながらもやる気を見せる夫だったが… 夫の目から見た出産体験をミュージカル仕立てでおくる快作。
 第3話「ととちゃんがママのおなかにきてたくちゃんが生まれたときのこと」:おかあさんが妊娠し、おなかがどんどん大きくなり… おかあさんの妊娠・出産を娘の視点で語る物語。

・『愛のカンヅメ』
 監督:森岡伶奈(もりおか・れいな) 2017年/30分/カラー/日本
 
 大分に通う妹が休学した。
 一方、東京の美大に通う私は双極性障害と診断される。
 遠く離れながらも、偶然、同時期に心を病んでしまった私と妹は、母のいる大阪の実家に帰ることにする。
 妹、母、そして私。3人が集った実家での2週間を追った限りなく私的なドキュメンタリー。

・『影の由来』
 監督:波田野州平 2017年/27分/カラー/日本

 2016年の炎天下の夏の午後、田舎道に迷った私が道を尋ねた老人は、19歳で志願して兵士になった話を語り始めた。
 唐突な始まりと同じく「相撲中継が始まるので帰ります」とだけ言い残し、話は唐突に終わり老人は去った。
 いや、去ったのではなく消えたのだ、と陽炎に揺れる町を眺めながら私は思った。
 そしてこの声は、この老人ひとりの声ではなく、この土地が私に語りかけてきた声だったのではないかと。
 この経験は、この土地の声を記録しろと私に迫った。
 そして本作「影の由来」を作らせた。
 −手記だけを残し戦死した夫に、届かない手紙を綴る妻。町中に遍在する幽霊たちの声、光と影が織り成す暮らしの風景。かつてこの町に暮らしたすべての人々に供する、一篇の映画詩。−
 そして本作の完成と同時に、あの老人がこの町から消えたことを知った。

------------------------------------------------------
短編4「震災から七年、東北の祈り」 12月6日(木)10:00 上映
・『音なき潮騒』
 監督:有元優喜 2017年/40分/カラー/日本

 福島第一原子力発電所から20km圏内、福島県南相馬市小高区。
 そこに住む神主・西山典友さんの生活にスポットを当てたドキュメンタリー。
 2011年、東日本大震災に伴う原子力発電所の事故により、帰還困難区域に指定され、小高区の住民は強制避難を余儀なくされた。
 避難解除後も家に戻らぬ人が多い中、西山さんは小高に戻ってくる。
 古来から自然と深い関わりを持ち、600年以上の時の中で受け継がれてきた日鷲神社。
 この町がどんな状態になろうとも、この神社に居続け、守り続ける堅い意思が西山さんにはあった。
 西山さんのその堅い意思の理由、そして、彼の経験が、現代に生きる我々に問いかけるものとは。
 原子力発電所事故以来、「悲しみ」の場所として伝えられることが多かった“福島”。
 一人の神主の生活を通してみると、そこに新たな"福島"が見えてくる。
 津波、原発、そして、神社。関係ないように思えるものが次第にひとつにつながっていく。

・『未来につなぐために 〜赤浜 震災から七年』
 監督:小西晴子 2018年/52分/カラー/日本

 北上山系からの豊かな水が湾に注ぎ、海と生きてきた漁師町、岩手県大槌町。
 2011年3月、東日本大震災による22メートルを超える大津波と火災で町は壊滅した。
 国と県は、津波対策として、高さ14.5メートルの巨大な防潮堤の建設を大槌町に提示。
 赤浜地区の住民は、川口博美を長とする自主団体「赤浜の復興を考える会」をつくり、「自然にかなうものは何もない。どんな防潮堤をつくっても人間がつくったものは必ず壊れる。防潮堤にはもう頼らず、最初から高台に移って、孫子の代までに安心して住める集落をつくる」と決議。巨大防潮堤を拒否した。
 しかし、その後、赤浜には、これでもかと試練が続く。
 全国で行われる土木事業のため、被災地の住宅建築費は2倍になり人口は流出。
 住民の生活再建は遅れ、地方自治は弱体化する。
 それでも、後世のためにと思う心意気が、海の見える集落を再生させた。
 国の施策と対比させながら、自然を受け入れて生きていく覚悟を川口博美の目を通して描く。

-------------------------------------------------------
短編5「辺境に生きる子どもたち」 12月7日(金) 19:00 上映
・『祈りの果てに』
 監督:久保田徹 2018年/28分/バングラデシュ、日本

 2017年8月以降、70万人にも及ぶイスラム教徒のロヒンギャが迫害を受け、バングラデシュへと流入した。
 難民となった人々の心には、ミャンマーで体験した恐怖が刻まれている。
 そんな中、日本で暮らすロヒンギャの1人、アウンティンはバングラデシュの難民キャンプに学校を建設することを決意する。
 教育によって子どもたちが抱えたトラウマを緩和し、憎しみの連鎖を断ち切るためだ。
 しかしアウンティンが目の当たりにした子どもたちの心の傷は想像以上だった。
 肉親を殺された子どもたちが語る生々しい記憶は、やがて彼らを復讐へと導いてしまうのか。
 それともアウンティンの祈りが通じ、復讐の連鎖は止められるのか。
 終わりなき旅を行く1人のイスラム教徒の姿を描く。

・『山河の子』
 監督:胡旭彤(コ・キョクトウ) 2017年/57分/カラー/日本、中国

 ここは中国農村部の小さな小学校。
 3年生の毛勝智(マオ・シャンチ)は、お調子者でいたずらっ子。
 そんな彼も実は「留守児童」のひとり。家に帰ればひいおじいちゃんとひいおばあちゃんが優しく迎えてくれるけれど、お父さんとお母さんがいないのはやっぱり少し寂しそう。
 2年生の趙海龍(チャオ・ハイロン)は、妹が産まれるときに難産でお母さんを亡くしてしまった。
 それ以来、父親の天友(テンヨウ)が男手ひとつで子どもたちを育てている。
 幼い子どもたちの面倒を見なければならず、出稼ぎに行けないのが天友の悩みだ。
 毛正発(マオ・ジョンファ)は、もうすぐ卒業を迎える6年生。
 学校では明るい笑顔を見せる彼も、障がいのある両親と幼い妹たちとの生活はとても貧しく、家庭のことで不満や悩みを抱えている。
 そして村に夏が訪れる。
 小学校を卒業した毛正発は、街の中学校に入学するため村を離れることになる。
 しかし、村に残す小さな妹と障がいのある両親のことが気がかりで…。

-------------------------------------------------------------
短編6「レディたちのブルース」12月8日(土)10:00 上映
・『また次階!』
 監督:桑山篤 2017年/10分/白黒/ポルトガル・日本

 リスボンにある最も長い階段のひとつで起こる、ポルトガル人女性とアジア人男性の対話を描いたポートレイト。
 リスボン生まれの小柄なマリアお婆ちゃんは、近所に住むアジア人の若者と一緒におしゃべりをしながら階段を登るのを日課としている。
 二人はお互いの言葉をあまり理解しないものの、階段を登るあいだにそれぞれの個性や弱さ、経験やユーモアを共有する。
 日常的な空間の特異性から目を離さずに、共有された弱さによって友情が育まれる瞬間をとらえた短編。

・『コール・ミー・ミセス・チャン』
 監督:陳巧真/徐智彦 2017年/16分/カラー/香港/原題:Call me Mrs Chan

 ごみ清掃を行う女性の日常から、香港が抱える問題に迫る。

・『非正規に尊厳を!−メトロレディーブルース総集編』
 監督:松原明(まつばらあきら)・佐々木有美(ささきゆみ)
 2018年/55分/カラー/日本

 東京メトロの売店で働く非正規の女性たちは、何年たっても時給が上がらない。
 正社員との格差は広がるばかり。
 「差別をなくしたい」との思いで、中高年の彼女たちは2009年に労働組合を結成した。
 やっとものが言えるようになったものの、2013年仲間の一人が「65歳定年制」で雇い止めの危機に。
 組合は雇用継続を求めてストライキに立ち上がった。
 映画は、その後の裁判提訴、判決までの5年間のたたかいをドキュメントする。
 いま日本の労働者の4割(2000万人)は非正規労働者。
 「これは、カースト制度。負けるわけにはいかない」というメンバーの声が力強い。
 彼女たちのユーモラスな歌やパフォーマンスをまじえて、笑いのつきない映像は見る者を魅了する。

---------------------------------------------------------------
短編7「少女たちの戦い−台湾・香港編−」12月9日(日)19:00上映
・『西索米〜人の最期に付き添う女たち〜』
 監督:黄威勝、賀照縈 2017年/30分/カラー/台湾

 西索米(シソミ)。それは葬儀に同行する吹奏楽団のことである。
 台湾独自の習俗で、葬送行列に随行し、ひたすら演奏を続ける。
 その歴史は日本統治時代に遡り、楽隊はトランペットやサクソフォンを中心に十数人の中年男女で構成され、演奏される曲は悲しげなものが多かった。
 しかし、ここ数年、その「シソミ」に大きな変化が現れ始めた。
 軽快なリズムにアレンジされた曲や流行歌が多く演奏されるようになり、若い女性の団員だけで構成された楽隊も増えてきた。
 この作品は楽隊を通じて「シソミ」の歴史をたどり、台湾中部に生きる女性の奮闘ぶりと仲間同士の繋がりを描く。
 葬儀は台湾で不浄なものとされ、当然、彼女たちに向けられる目は冷ややかなものである。
 しかし、あどけなさの残る彼女たちの表情には強さと明るさがみなぎっている。
 誰にも例外なくやってくる今生の別れ。
 そこに寄り添う女たちの心に映るものとは?
 台湾の地に生きる人々の「静かな輝き」に迫る。

・『巨大中国と戦う“民主の女神”〜香港 オタク少女の青春日記〜(未来世紀ジパング特別編)』
 監督:中村航 2017年/59分/カラー/日本/BSテレビ東京(製作:テレビ東京)

 2014年、香港のトップ・行政長官を決める選挙での“真の普通選挙”を求め、世界的なニュースとなった民主化デモ「雨傘運動」。
 学生リーダーとして民主化の“女神”と呼ばれたのが17歳だった周庭(アグネス・チョウ)だ。
 日本のアニメや音楽が好きな自称「オタク」の彼女。
 2012年、中国式の“愛国教育”が香港で導入されようとしたときに立ち上がった学生組織「学民思潮」のメンバーとして“愛国教育”の必修化の撤回を勝ち取ったのが、社会運動の始まりだった。
 2016年、19歳の時には雨傘運動のメンバーを中心に若者政党「香港衆志」を結成。
 活動をデモから選挙に移し、政治の場で民主化を求める決意をした。
 そして2017年返還20年を迎えた香港。
 中国の習近平主席が来港した裏側で、ある行動を起こした彼女、逮捕されるという事態まで・・・彼女をここまで突き動かす物とは?
 そして10代を社会運動に注ぎ込んだ彼女にとって、青春とは?

-----------------------------------------------------
短編8「珍日本カルチャー紀行」12月11日(火)19:00上映
・『タヌキの里のヒミツ』
 監督:川口宗一郎・山田大貴 2017年/17分/カラー/日本

 滋賀県甲賀市。この町は、愛嬌溢れるタヌキの置物で知られ、日本六古窯のひとつに数えられる焼き物の産地である。
 しかし、滋賀県から遠く離れた一帯に、信楽焼らしき焼き物が大量に散乱しているという情報を耳にした。
 誰が、何のために人里離れた場所に放置したのか?
 調査を進めていくと、当時のことを知る証言者との出会いから、あの信楽焼のタヌキから想像も着かないある謎の真相が明らかになっていく。
 しかし、多くの歴史体験を経てきた彼の証言こそが、今この時代をどのように生き、私たちが何をしなければならないのかを教えてくれる、道しるべとなるだろう。
 本作品は、龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科の正科目「2017年度コミュニティマネジメント実習−短編ドキュメンタリー作品上映会プロジェクト−」(担当:松本章伸)で、自らが題材を見つけ、取材・撮影・編集を経て完成させた処女作です。

・『がらんどう』
 監督:壷内里奈 2017年/26分/カラー/日本

 誰もが最後に入る箱。
 その箱を、棺を、めぐる人たちにカメラを向けた。

・『ビヨンド・ザ・ファット』
 監督:今成夢人 2018年/60分/カラー/日本

 本作の監督である今成は太った豊満女性を好むいわゆる“デブ専”である。
 近年、東京のアンダーグラウンドシーンにおいて豊満女性たちが活躍するイベントやライブなどがあると聞きつけ、今成は単身マイカメラを持ちそこに潜入取材を試みることに。
 そこには魅惑の豊満女性たちがスポットライトを浴びる非日常空間があった。
 しかし取材をするにつれ、それぞれが何かしらの葛藤を持つことが分かり、また監督の今成にも心境の変化が訪れる。
 数年の取材を経て、大きく生活が変動していく出演者たち。
 彼女たちがそれぞれの活動を経て、たどり着く景色とは一体何か!?

----------------------------------------
短編9「ドキュメンタリー表現の最前衛」12月12日(水)19:00 上映
・『10424』
 監督:今治建城 2017年/10分/カラー/日本

 人間と“彼ら”の付き合いは現在も形を変えながら続いている。
 今や家族の一員として共存しているからこそ、目を背けがちなこの現状を伝えることは安易ではない。
 “彼ら”の存在とは何か、私たちの意識に問いかけたい。
プロフィール

・『綿の意思』
 監督:濱田公望 2018年/13分/カラー/日本

 本作は、アートイベント「笠岡諸島アートブリッジ2017」にて滞在制作・展示したインスタレーション作品の映像素材に追加素材を加え1本の映像作品として再編集したものである。
 岡山県笠岡市にある白石島に2017年7月中旬から約1か月間滞在し、国指定の重要無形民俗文化財である白石踊の練習からお盆までの様子や人々の営み、島の景色を、外の人間である自分の幽霊的な眼差しで、島で古くから栽培されている和綿の綿が宙を漂うように捉えようと試みた作品。

・『凶暴なまでの沈黙』
 監督:ヴァンサン・ギルベール(Vincent Guilbert)
 2016年/20分/カラー・モノクロ/フランス・日本

 2015年12月21日。
 福島第一原発2号機の原子炉建屋内に備え付けられた、監視カメラに狐が捉えられていた・・・

・『KATSUO-BUSHI』
 監督:中島悠 2015年/25分/カラー/日本

 2013年に和食がUNESCOの無形文化遺産に登録されました。
 その影響もあってか、現在世界における日本食文化の広がりは大きく、日本食文化の大きな変化の時にあります。
 その影響は日本食文化の基本を支える鰹節の職人達にも降りかかっています。
 乱獲による漁獲量の低下、漁法の変化による原材料の質の変化、後継者問題など様々な問題を抱えていますが、西伊豆にある日本一小さな鰹節工場では職人が今日も変わらぬ形で鰹節を作り続けています。

---------------------------------------------------------
招待2『映画になった男』
12月10日(月)19:00 上映
上映後トークあり:金子遊(本作監督)
監督:金子遊 2018年/98分/カラー/日本

 映画作家の原將人は、高校生のときに監督デビューして「天才映画少年」の名声をほしいままにした。
 それから50年。劇映画『あなたにゐてほしい』で多額の借金を背負った原は、起死回生の劇場公開を目指して35年ぶりの『初国知所之天皇』ライブ上映、CDアルバム制作などを試みる。
 だが、63歳で双子の父親になってしまい…。
 監督が8年の月日をかけ、幻の作品や生演奏付き上映など貴重なフッテージを交えて綴る、原將人のドキュメンタリー。
 映画にすべてを捧げた元・天才映画少年の、再起をかけた闘いがはじまる!

-------------------------------------
招待3「追悼!田村正毅(たむらまさき)『三里塚・岩山に鉄塔が出来た』」
12月11日(火)10:00 上映
上映後トークあり ゲスト:伏屋博雄(元小川プロプロデューサー)
監督:小川紳介 撮影:田村正毅 製作:小川プロダクション
1972年/85分/モノクロ/日本

 カメラマンの田村正毅さんが今年5月に永眠した。79歳だった。
 生前は名だたる劇映画の監督と組み話題作を連発したが、スタートはドキュメンタリーだった。
 「三里塚」シリーズを始め、『ニッポン国 古屋敷村』『1000年刻みの日時計 牧野村物語』など、小川紳介監督と組んだ8本のドキュメンタリーは海外でも高い評価を得た。
 今回はその中の1本『三里塚 岩山に鉄塔が出来た』を上映し、田村正毅を追悼したい。
 本作は、1972年冬、成田空港建設阻止の闘いで飛行を阻止するため、滑走路に立ちはだかる鉄塔をつくる経緯を描く。
 全国から結集したトビの人たちの全て人力による鉄塔建設。
 農民、学生のサポート。
 田村たちクルーは足場の揺らぐ60メートル余の鉄塔によじ登り、決死の撮影を敢行、大スペクタル映画となった。
 田村カメラマンの超絶の撮影術をとくとご覧あれ!

--------------------------------------------------
特別2「設立20周年!ビデオアクト選 強制不妊手術を問う」
12月4日(水)10:00上映
・『忘れてほしゅうない』
 監督:ビデオ・アクト 2004年/24分/カラー/日本
 制作:優生思想を問うネットワーク

 脳性マヒの佐々木千津子さんは、20才の時に卵巣に放射線照射され、不妊になった。
 「月経の始末が自分で出来ないものは入所出来ない」と入所先の施設に告げられ、否応なく手術を受けることになったのだ。
 30年以上たった今も忘れられず、精神的・肉体的な痛みや苦しみを抱えて生きている。
 1996年まで存在した優生保護法の下、障害者やハンセン病患者に対して行われてきた強制不妊手術。
 映画は長い間隠されてきたこの事実を解明する活動をしながら、自立した生活を送る彼女の姿を追い、この問題の本質に迫っていく。
 テーマは重いが、佐々木さんの愉快な人柄に思わず頬がゆるみます。

・『ここにおるんじゃけえ』
 監督:下之坊修子 (しものぼう・しゅうこ) 2010年/97分/カラー/日本

 2018年1月30日、旧優生保護法下で強制不妊手術を強いられた宮城県の60代女性が、国に1100万円の支払いを求める訴訟を仙台地裁に起こした。
 これを契機に提訴が相次ぎ、強制不妊手術の実態に、ようやく目が向けられようとしている。
 『ここにおるんじゃけぇ』の主人公、佐々木千津子さんは、1990年代後半から積極的に強制不妊手術の実態を語ってきた。
 生後1週間で脳性マヒになり、20才の頃に強制不妊手術を受けさせられて以降、後遺症に悩みながらも、2013年に65歳で亡くなるまで、介助を受けながら奔放な生活を送ってきた。
 時々落ち込みながらも、行動したい、生きたいという強い意思を持って、介助者と的確にコミュニケートする佐々木さんの「ここにおる」日常を追ったドキュメンタリー。

-------------------------------------------
特別3「昭和の輝き 東京オリンピック」12月9日(日)9:45 上映
上映後トークあり ゲスト:中垣恒太郎(専修大学教授)ほか
・『オリンピックを運ぶ』
 監督:野田眞吉・松本俊夫 1964年/43分/カラー/日本

 1964年に開催された東京オリンピックを輸送の視点から描いた作品。
 オリンピック委員会公認の記録映画。
 監督は野田眞吉、松本俊夫が協力演出として参加した。
 国立競技場、代々木の屋内プール、ヨット、ボート、競技用の馬など、競技に必要な資材等の輸送の様子をとらえる。
 華やかなオリンピックの舞台裏での、輸送労働者たちの労働の記録。

・『あるマラソンランナーの記録』
 監督:黒木和雄 1964年/63分/カラー/日本

 青年マラソンランナー君原健二の激しいトレーニングの記録。
 365日無休練習、強靭な意志とトレーニングの厳しさ。
 東京オリンピックを目指す1人の青年の精進が胸に迫る。

----------------------------------------------
特別4「中国インディペンデント映画の現在」12月10日(月)10:00上映
上映後トークあり ゲスト:鳥本まさき(中国映画研究)
・『ザ・デイズ3』
 監督:魏晓波(ウェイ・シャオボー)
 2017年/90分/カラー/中国(日本語字幕あり)

 中国・山東省出身で、現在は湖南省に住む映画監督・ウェイ・シャオボーは、自分とガールフレンドとの生活を2010年より撮り続け、これまで2本の作品を発表してきた。
 今回はその第3弾。
 2013から17年にかけて、ふたりの元に起こった事柄を撮影する。
 結婚したふたりは、やがて子供を作ろうとするが…
 いちど映画で観客の目に晒された1組の男女のさらに「その後」を記録する、究極のプライベート・ドキュメンタリー!

---------------------------------------
特別5「国境を越える「ドック・ノマズ」短編集」
12月13日(木)10:00 上映
上映後トークあり ゲスト:藤岡朝子(山形国際ドキュメンタリー映画祭理事)
             安岡卓治(日本映画大学教授)

・『月と太陽と銃兵』
 監督:ヴァハグン・ハチャトリヤン(Vahagn Khachatryan)
 2017年/20分/カラー/アルメニア・ポルトガル

 のどかなスペイン国境の田舎町で、夜のとばりと共に人々の精神世界が開く。
 ヴィジョン・デュ・レールほかで上映。

・『パルス』
 監督:ロビン・ベトレ 2015年/26分/カラー/ハンガリー

 シカ放牧場を舞台に、人間と動物・自然の関係を見つめる。
 鮮烈な映像と音響デザイン。
 DOKライプチヒ銀鳩賞ほか。

・『ウィズ・オール・アワ・カメラズ』
 監督:ミゲル・ロペス・ベラーザ(Miguel Lopez Beraza)
 2016年/26分/カラー&モノクロ/スペイン・ハンガリー

 異国人が8ミリや写真やテープレコーダーを使ってハンガリー人カメラ商の肖像を描く。
 ロッテルダム国際映画祭ほか。

---------------------------------------------
特別6「没後25年 映像作家・野田眞吉特集」
12月14日(金)9:45 上映
上映後トークあり ゲスト:関係者来場予定(進行:neoneo編集室 高瀬郁人)

・『この雪の下に』
 監督:野田眞吉 1956年/33分/カラー/日本

 山形県西川町大井沢を舞台に、農山村に生きる人々の冬の厳しい生活の諸断面を捉えた作品。
 雪の下でさまざまな工夫と努力を重ねて生活する姿を記録した。

・『マリン・スノー−石油の起源−』
 監督:野田眞吉・大沼鉄郎 1960年/25分/カラー/日本

 石油生成の起源をテーマにした自然科学の解説映画が構想されていたが、そこに生と死にあやどられた生きもののかぎりないドラマを見出した野田は、一篇の叙事詩的映画に構成した。

・『ふたりの長距離ランナーの孤独』
 監督:野田眞吉 1966年/9分/白黒/日本

 先頭を力走するアベベが眼前に来たその瞬間、観衆の中から中年の男が飛び出し、アベベと10秒ほど並走したあと、警察に取り押さえられた。
 奇跡的に撮影された東京オリンピックマラソン競技中のハプニング映像を活用した実験的映画。

・『冬の夜の神々の宴−遠山の霜月祭』
 監督:野田眞吉 1970年/37分/白黒/日本

 民俗神事芸能三部作の一作目。
 長野県下伊那郡上村下栗部落に伝承されている「霜月まつり」の記録。
 冒頭に簡単な紹介があるのみで解説は一切ない。
 日本におけるダイレクト・シネマの先駆的な試みともいえる。

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について